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HITORIGOTO
20200325

また一つ歳を重ねました。メッセージを下さった皆様、ありがとうございます。何通か手紙やカードも頂き、プレゼントを贈って下さった方もいて本当にありがたく思います。

世間は大変な事態となっていますが、こういう時だからこそ出来ることもあり、そしてこうゆう時にこそ、毎日積み重ねている絵をより楽しもうと思っています。

また、最近一つ良いチャンスに恵まれました。あまり自慢できることではないですが、自分の戒めの記録として綴っておこうと思います。

5,6年ほど前に、あるお店でお金だけが入った財布を無くしてしまったことがありました。すぐに気づき、お店に戻ったのですが見つからず。。「誰かに盗られた。」そう思った自分がいました。

財布を無くしたこと以上に、自分の不注意を他人のせいにし、八つ当たりをしてしまったことに、嫌悪感を頂きました。そしてその時に、今度もし同じように財布を落としてしまったら、次は他人のせいにせず、全てを自分に向けて言葉を使える奴になろうと心に決めました。

そのチャンスが、今年の誕生日に巡ってきました。

今回は、友達とコーヒーを飲みに立寄ったお店の横に、たまたまあった古着屋さんでチャンスが巡りました。何度か試着し、気に入った洋服をレジで購入しようとした時、お金だけが入った財布がないことに気づきました。

急いで店員さんに伝え、試着室や鏡の前などを見て回ったのですが見当たらず、友人にも手伝ってもらい店内をくまなく探したのですが見つからず、、試練が訪れました。

このお店による前に、コンビニでお金を使っていたので店に入るまでは財布はあり、落とすとしたら試着のために上着を脱いだ時しか思い当たらず、すぐに気づいたので店内のどこかにある可能性が高いのですが、、不思議なことに財布が見つからない。

状況や環境は違いますが、以前とよく似た場面に、数年前の記憶が頭を過ぎりました。

一呼吸おき、まず財布が見つからなかったことを店員さんに伝え謝り、会計前に取り置いてもらっていた洋服を、友人に頼みお金を借り支払いました。

その後に、先に寄ったコンビニに行き、店内や駐車場を探したのですが見つからず。最後にもう一回だけ古着屋さんに寄って見つからなかったら、最初の目的だったコーヒーを友達にご馳走し、この年になっても誕生日に財布を無くす「ドジな男」という話のネタを手に入れたと思うことに決めました。

もう一度、店内の床を見回し、試着をした場所や鏡がある所をめぐっていると、お店のお客さんまで事情を知り探して下さり、数年前との違いを感じていました。

そして、いよいよ諦めようと思った時「あった!」と友人が僕の財布を見つけてくれました。

ただ、その場所は皆が何度も見た場所で、確かになかったのですが、どうやら洋服と洋服の間に財布が滑り込んでしまい、最後の大捜索で洋服やハンガーを動かしたお陰で床に落ち発見出来たことがわかりました。

いい年のオジさんのただのドジな話ですが、誰かのせいにせず、全てを自分に向け動いていると、自然と周りに頭を下げられ、時に助けてくれる協力者まで現れ、随分違った思いが巡るものなのだなと、いい体験と勉強をさせてもらいました。

この気持ちも絵に描き、心に留めておこうと思います。そして、そもそも財布を無くさない大人になろとう思います(笑

by hirayama-kouichi | 2020-03-27 02:03 | HITORIGOTO

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