HITORIGOTO

昨晩の深夜、長く老人ホームにいた母方の祖母が空へと旅立ちました。今週の始めに体調を崩した連絡をもらってから、1週間 毎日、母を車でホームへと送り届ける名目のもと、毎日祖母を描いていました。
老人ホームには忙しさにかまけ、3ヶ月や半年に一度しか顔を出していない時期もあり、この数日間の日々を描くなかで、祖母の変化を沢山感じていました。
昔から耳がよくきく人だったので、シャカシャカと鉛筆を掻き立てる音に反応し、虚ろな瞳が一時しっかりした目線に代わり、ジッとこちらを見ることがあり、その度に会話を交わしたように思いました。
また母とも久しぶりに沢山の時間を共有し、本当に贅沢でいい時間を過ごすことが出来ました。
最後は、17年間 毎週欠かさず祖母を訪ねて通った母の到着を待つように息を引き取ったのですが、目にハンカチをあてがいながら祖母と会話する母の姿に触れ、自分の親ですが素敵な関係だなと強く思いました。
2019,12/8 - 12/15 48枚
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SIZE :182×257mm (B5)
ボールペン-鉛筆 再生紙
by hirayama-kouichi | 2019-12-15 22:42 | HITORIGOTO