HITORIGOTO

昨日今日と、婆ちゃんの弟さんで僕の叔祖父の通夜と告別式に参列させていただきました。急なことだったので、ショックを受ける婆ちゃんに何もしてあげれなかったのですが、車で会場まで届ける役割ができて良かったです。
通夜は僕の存知あげないご親戚の方々も多くおられたのですが、皆で故人を偲ぶ献杯の場にも同席させて頂き、昔話を色々と聞かせてもらいました。そんななかご親戚の叔父様が、古い写真を持参され皆に見せてくれていたのですが、子供の頃の婆ちゃんや叔祖父様が写った家族写真で、それを皆が懐かしみ眺めながら談笑する姿に触れ、ほっこりした気持ちになりました。
そのお写真を少しだけ預からせて頂き、綺麗にスキャンをし写真データを少しだけ修復させてらい、僕が待っているなかで一番古い昭和初期の便箋に印刷させて頂き、何時も絵を納めている額達のなかから、十日町の中平集落にあった明治35年に建てられたオミ家の蔵の床材で作った額に、その写真を納めさせていただきました。
このオミ家の蔵は、人をもてなす際に使用する御膳や貴重な宝物をこの蔵で保管しており、そんな物語のある建材で作った額にこの写真を納めたく思い、婆ちゃんと叔祖父様の息子様へ渡すため、2個だけ制作し告別式にて贈らせていただきました。
式終わりに喪主をつとめた叔祖父様の息子様に、ギュッと硬い握手をしていただきました。色々と思うことはたくさんありますが、これからも丁寧に、一つ一つ出来ることを重ねていこうと思います。
STORY WOOD FRAME
A5 / 148×210mm
HISTORY NUMBER
9480113/01-OMI
A3/A-DRY-01-YUKA
20190522-030-007
by hirayama-kouichi | 2019-08-13 21:10 | HITORIGOTO