HITORIGOTO
「仕事でそっちに行く機会があったら、遊びに行くね。」と言ってから5年くらいかかってしまたが、やっと友達が住む土佐清水の地に来るコトができた。
徳島から土佐清水までは、電車に揺られて5時間くらいだったのだが、友達と会うのも3年ぶりで、駅に迎えに来てくれた彼を見たら、それだけで十分に満足してしまった。
会った頃はWEBデザインをしていた彼だが、今はパートナーと「ユルクル」というブランドも運営していて、主にリネンを柿渋や藍で染め、風合い豊かな生地をエプロンやバック等、様々なカタチへと一つ一つ丁寧に製作している。訪ねる楽しみの一つが、友達カップルにオリジナルのトートバックをお願いするコトだった。
その他にも、使い捨てではない何度も使えるリネンで作ったコーヒーフィルターや、使い終わった定置網を新しいカタチへと導き、洗剤を使わなくても食器の汚れがよく落ちる「タワシ」へと変化させていたりと、友達カップルの考え方と作るカタチに沢山の刺激を受けてしまった。
工房では、やけに人懐っこい愛犬のココが迎えてくれ。自分の大きさも考えず凭れかかってきてくれたので、何となく土地に受け入れられた様に感じた。軒先には鮮やかに染められた布達がヒラヒラと風に揺られていて、豊かな生活と仕事の時間の融合を垣間見れ、暮らしというコトの一つの在り方を、二人から学ばせてもらった気がする。
その日の夕ご飯は、自野菜と地元の漁師さんが譲ってくれたウツボや左巻きを唐揚げにしてくれ、再会を祝い乾杯した。
泊まる場所も、二人が運営している素泊まりの長屋を貸してくれ、数日だが土佐清水で一軒家の暮らしが始まった。『日々』という日がよく入るお家で、午前中は依頼作品や洗濯をし、お昼近くになると一仕事終えた友人が、その土地を案内しに迎えにきてくれる。出かける前に、自身で焙煎したコーヒーを淹れてくれるのだが、少しとろみがある優しい味に、腰を下ろした椅子に根が生えてしまう。
連れて行ってくれる場所は、ガイドブックには載ってない、面白い場所や素敵な人が居る場所ばかりで、場で語らっていると気づけば空が赤く染まっている。夜は、もう一組の友人カップルが営むカフェで宴会を開いてくれ、新しい出会いと久しぶりの乾杯を、ここでしか食べれない海の幸と美味しい料理達と一緒にお腹いっぱい振舞ってもらった。本当にありがたい。
昨日は夕暮れ時に、海にパンツ一枚で飛び込み波に揉まれた。最近言葉を沢山使っている自分を感じ、反芻するいい時間を持てた。土佐清水の海は肌に合うようで、潮の味が優しく感じた。
約束を果たすのに5年もかかってしまったが、また好きな土地と人が増えてしまった。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。また遊びに来ます。
そして、明日の式で絵を重ねるため、また電車に揺られて、次の目的地、広島へと向かう。
ユルクル
http://www.yurukuru.com/
日々
https://www.booking.com/hotel/jp/ouchi-hibi.ja.html
cafe RINGO
https://tabelog.com/kochi/A3904/A390404/39006482/
farm house cafe
http://www.farmhouse-cafe.com/

徳島から土佐清水までは、電車に揺られて5時間くらいだったのだが、友達と会うのも3年ぶりで、駅に迎えに来てくれた彼を見たら、それだけで十分に満足してしまった。
会った頃はWEBデザインをしていた彼だが、今はパートナーと「ユルクル」というブランドも運営していて、主にリネンを柿渋や藍で染め、風合い豊かな生地をエプロンやバック等、様々なカタチへと一つ一つ丁寧に製作している。訪ねる楽しみの一つが、友達カップルにオリジナルのトートバックをお願いするコトだった。
その他にも、使い捨てではない何度も使えるリネンで作ったコーヒーフィルターや、使い終わった定置網を新しいカタチへと導き、洗剤を使わなくても食器の汚れがよく落ちる「タワシ」へと変化させていたりと、友達カップルの考え方と作るカタチに沢山の刺激を受けてしまった。
工房では、やけに人懐っこい愛犬のココが迎えてくれ。自分の大きさも考えず凭れかかってきてくれたので、何となく土地に受け入れられた様に感じた。軒先には鮮やかに染められた布達がヒラヒラと風に揺られていて、豊かな生活と仕事の時間の融合を垣間見れ、暮らしというコトの一つの在り方を、二人から学ばせてもらった気がする。
その日の夕ご飯は、自野菜と地元の漁師さんが譲ってくれたウツボや左巻きを唐揚げにしてくれ、再会を祝い乾杯した。
泊まる場所も、二人が運営している素泊まりの長屋を貸してくれ、数日だが土佐清水で一軒家の暮らしが始まった。『日々』という日がよく入るお家で、午前中は依頼作品や洗濯をし、お昼近くになると一仕事終えた友人が、その土地を案内しに迎えにきてくれる。出かける前に、自身で焙煎したコーヒーを淹れてくれるのだが、少しとろみがある優しい味に、腰を下ろした椅子に根が生えてしまう。
連れて行ってくれる場所は、ガイドブックには載ってない、面白い場所や素敵な人が居る場所ばかりで、場で語らっていると気づけば空が赤く染まっている。夜は、もう一組の友人カップルが営むカフェで宴会を開いてくれ、新しい出会いと久しぶりの乾杯を、ここでしか食べれない海の幸と美味しい料理達と一緒にお腹いっぱい振舞ってもらった。本当にありがたい。
昨日は夕暮れ時に、海にパンツ一枚で飛び込み波に揉まれた。最近言葉を沢山使っている自分を感じ、反芻するいい時間を持てた。土佐清水の海は肌に合うようで、潮の味が優しく感じた。
約束を果たすのに5年もかかってしまったが、また好きな土地と人が増えてしまった。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。また遊びに来ます。
そして、明日の式で絵を重ねるため、また電車に揺られて、次の目的地、広島へと向かう。
ユルクル
http://www.yurukuru.com/
日々
https://www.booking.com/hotel/jp/ouchi-hibi.ja.html
cafe RINGO
https://tabelog.com/kochi/A3904/A390404/39006482/
farm house cafe
http://www.farmhouse-cafe.com/

by hirayama-kouichi | 2017-10-13 14:04 | HITORIGOTO