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また一枚絵を描き終え、仕上がった絵を眺めながら、少し頭の中を整理してみた。

1月は机に齧りついて絵を描く期間と決めており、やっとこさ後半戦に入った。色々な現場を飛び回り、その場で描くのとは違うが、日に日に何かが研ぎすまされていく感覚がある。

気分転換は、作品達を発送するために外に出る時なのだが、昼でも夜でもドアを開けた瞬間に凛とした空気を感じ、目が冴える。

この数年で僕の環境は少なからず、「絵でご飯を食べる。」という目的に向けて進み始めた。持ち方が悪いために右手の薬指に出来るペンダコも、お陰さまで随分と立派になったように思う。

最近では、変わらずに年上の先輩方に教わるコトも沢山あるのだが、一回り以上年下の友人達に触れるコトで、大切なコトを学ばせてもらっている。

「誰かの為に。」という傘の下、20代はその言葉に逃げ、沢山の言い訳をしてきた。だが「絵でご飯を食べる。」という目的(ワガママ)には、誰かではなく自分の納得でしか活路は見出せず、自分の為に人に動いてもらうコトの責任と覚悟の重さを、日々痛感している。このコトを、より感じれる様になったのは、きっと一回り年下の友人達が出来たからだと思っている。

ただ、年下の友人達に触れるとき、気を抜くと弱い自分を守る為、つい自分を棚に上げ説教じみた言葉選びをしてしまう時があり。そんな時、年を重ねただけの言い訳だなと、凄く反省をする。すぐにそう思えるのは、きっと触れている友人達のお陰だ。

そう思う度に、やはり面白いに繋がっているコトは、傍観者ではなく。現場に立ち、汗をかき学ぶコトだと確信する。そして、目指すモノや年齢は違えど、同じような温度で何かに向合っている人が周りにいてくれるコトが、更に面白いに繋がっていくのだと実感した。

朝方の変なテンションだが、絵を長く続けるヒントがそこに有るように思う。

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by hirayama-kouichi | 2017-01-17 06:12 | HITORIGOTO

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