HITORIGOTO

高校時代からの友人と二人で、15年ぶりに共通の友達の実家を訪ねた。
ご実家には、夜中にお酒を隠し持って、一度だけ訪ねただけだったコトもあり、家を前にしても記憶が朧げで。。オバさんに挨拶をしたが、頻繁に訪ねていた友人と違い、余所余所しくなってしまった。
2階に上がり友人の部屋に入る。記憶が頭を駆け巡った。
友人の付けていた、ごっついピアス。飲んでる時に後ろに置いてあった筋トレ道具の数々。最初に会った時、短髪の金髪頭とそのガタイにたじろいだコト。飲んだ日に騒いで、隣の部屋にいたお姉さんに怒られたコト。
高校の頃の青臭い記憶と共に、思い出が蘇る。
オバさんと友人が、彼の遺影を前に最近の彼の話をしてくれた。当たり前だが、知らないコトだらけで時の流れを感じた。
もう彼とは会えないという圧倒的な事実に、足りない脳みそでも考えた。
帰り際にオバさんに彼が履いてたズボンを貰って欲しいと言われた。この場に連れてきてくれた友人には、ダチなんだから、パンツもだと!、カルバンクラインのパンツを渡された。
不謹慎かも知れないが、そのコトが嬉しくて堪らない自分がいて、家にある大切な額に絵ではなく、初めてパンツを入れた。
何が言いたいかなんて伝わらないかも知れないが、今会いたい人がいるなら、会いに行こうぜ!と、今日は大声で叫びたい。
by hirayama-kouichi | 2016-08-13 01:11 | HITORIGOTO