GAKU

今回のご依頼は、長年の功績を国から叙勲され、瑞宝双光章を賜られたお父様を、息子さまのご依頼で、ご家族と一緒に描かせて頂きました。

普段は秋田に住まわれているお父様お母様と、東京に住まわれている息子さま娘さまご家族が、集った席に伺わせて頂き、描かせて頂きました。

勲章を描くのは僕も初めての経験でしたが、それ以上に この良き日に集った皆さんを、一枚の紙に描かせて頂き光栄に感じました。

また、絵に合わせて額のご依頼も頂いていました。家の長であるお父様のお祝いという事もあり、今回の材は、新潟の十日町で雪から家を守るために使われていた、雪囲いの木を採用しました。十日町は、積雪が3メートルをゆうに越えるコトが多く、窓や家を守るため雪囲いをします。何十年も雪の重みから家を守ってきた、厚手の杉材です。

20151109
GAKU
枠のサイズ：260×350
絵のサイズ：210×297mm（A4）
材木：新潟 十日町 雪囲いの木 (杉)
(15年間、家を守り、役目を終え、10年眠っていた、25年モノの材木)

仕様：四方の留め方には、チギリ(かんざし)という方法を採用し、一片に２カ所ずつ全部で８カ所で留め、末広がりの『八』の額としています。