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ちょっと長い文章を書きます。

今回のご依頼は、以前大変お世話になった方から頂きました。お会いしたのは3年程前になります。岩手の宝来館でお世話なっている女将さんに、紹介して頂いたのがこの方でした。

地震で大変なコトがあった地に初めて触れ、互いに感情が揺さぶられている時に出会いました。宝来館の女将さんが東京に来る時に、何か出来るコトがあればと夜遅くまで話したコトを今でもはっきり覚えています。

そして、女将さんを工学院大学の学園創立125周年記念のイベントに彼が会社の仕事として依頼をし、東京で三陸の料理を女将さん達の気持ちと共に、学生達に振舞う機会を作った際に、僕が現地で描いた岩手のその当時の風景のスケッチ45枚を、この企画の予算でポストカードにして、三陸の料理と共に学生達に忘れてはいけないカタチとして配布してくれました。

僕の友人兄弟が後を継ぐ藤原印刷にも力を貸して頂き、イベントだけでは配りきれない枚数のポストカードを作りました。カードの切手面には、宝来館のロゴマークを入れさせて頂き、配りきれなかったか分は、宝来館へと寄贈させて頂きました。

そんなご縁を下さった方から久しぶりに連絡があり、今回の絵を描く依頼を頂きました。内容は、今お付き合いしている方にプロポーズをする際に、絵を渡したいとのコトでした。本当に嬉しい依頼を頂き、気持ちがグッと熱くなりました。二人の思い出と共に、現在こうして絵を重ねられているコトへの感謝も込めて描かせて頂きました。

また額は、友人に無理を聞いてもらい時別仕様の加工を加えてもらいました。材は、雪から家を守ってきた新潟十日町の「雪囲いの木」を使い、婚約指輪が取り付け出来る様に額の上部に加工を加えてもらいました。

自分が好きなコトを、感謝の気持ちと共に頭下げ、重ねてきましたが、本当にいいご縁に恵まれていると感じています。ご依頼ありがとうございました。

自分の目で見た風景 (釜石市 大槌町)
スケッチ 45枚
http://kezoku.exblog.jp/16225217/

GAKU
枠のサイズ:355×440
絵のサイズ:210×297mm(A4)
材木:新潟 十日町 雪囲いの木 (杉)
(15年間、家を守り、役目を終え、10年眠っていた、25年モノの材木)

仕様:四方の留め方には、チギリ(かんざし)という方法を採用し、一片に2カ所ずつ全部で8カ所で留め、末広がりの『八』の額としています。

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by hirayama-kouichi | 2015-12-25 03:38 | GAKU - 額

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